従来のバージョン(LemoNovel 無印版/Ex版)からの変更点

 『LemoNovel AS3』(以下『AS3版』)は、その名の通りActionScript3.0で開発されています。
これにより、従来のActionScirpt2.0では困難だった機能の追加や改善が行われている他、ActionScript3.0を用いて作成されたSWFファイルを読み込んで動作させることが可能になっています。
(逆にActionScript2.0以前で作成されたSWFファイルの読み込みは制限されます)

 新バージョンは、書式や考え方などは基本的に同じものの、環境の制約や仕様の整理等でいくつかの変更が行われており、従来のスクリプトをそのまま動作させることは出来ません。

 ここでは、従来のバージョンからの変更点と、移行に関する具体的な手順について解説します。
(内容は、本体バージョンが「trial」時点でのものです。それ以降の追加・変更についても順次追記していく予定ですが、それまではダウンロードページのバージョン履歴で変更を参照してください)

変更は、必ず元ファイルをバックアップしてから行ってください。
また、一括置換を行う際は置換対象の文字がメッセージとして使用されていないか注意してください。

書式や名称等の変更
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 コメント(『//』)が行頭以外でも使用可能になりました。
(iniファイルでは従来通り行頭のみ)
メッセージとして『//』を出力したい場合、[Output]コマンドを用いる必要があります。
【例】
[Output msg='//']
2 iniファイルにセクションが設けられ、各項目名が変更されました。

<従来の記述>
layerMsg_PosX = 20
layerMsg_PosY = 10
layerHist_PosX = 0
layerHist_PosY = 0

<新しい記述>
[MsgLayer]
posX = 20
posY = 10

[HistoryLayer]
posX = 0
posY = 0

法則としては、区分を表していた頭の部分が取り除かれセクションに纏められた形ですが、一括置換で処理するのは困難で、また一部に名称の変更があるため、お手数ですが初期設定(ini)ファイルの解説で確認しながら変更してください。

新旧共に、配布されているiniファイルには項目の閲覧と変更が行いやすいように予め大半の設定項目が記述されていますが、実際にはデフォルト値から変更のないものは省略可能なため、不要なものを削除すれば変更の手間を軽減できます。
(容量も小さくなり、オンライン公開時はより有利に働きます)

3 全てのパラメータの値が式として処理される(従来の[If]コマンドの『exp』パラメータなどと同等)ように変更され、記述の意味が一部変更されました。

<従来の記述>
// 結果として「1 + 1」が出力されます
[Output msg="1 + 1"]

// 結果として「2」が出力されます
[Output *msg="1 + 1"]

<新しい記述>
// 結果として「2」が出力されます
[Output msg="1 + 1"]

// 結果として「2」が出力されます
[Output *msg="1 + 1"]

※ No.5の変更により通常「*」は付加しません。

この変更により必ずしも全てに影響がある訳ではありませんが、値が式として成立する内容の場合は注意が必要です。

新バージョンでは、式として扱わない値は「''」(シングルクォーテーション)で括ります。

左記の例であれば次のように切り分けることが出来ます。
// 結果として「1 + 1」が出力されます
[Output msg='1 + 1']

// 結果として「2」が出力されます
[Output msg="1 + 1"]

4 ユーザー変数とシステム変数の値を参照する記述が変更されました。

ユーザー変数「@【変数名】->「@user.【変数名】
システム変数「?【変数名】->「@sys.【変数名】

スクリプトファイル単位で、「@」->「@user.」、「?」->「@sys.」の順に置換して対応してください。
5 パラメータ名の頭に「*」(アスタリスク)を付加する記述の意味が、値を式として処理する指定から変数の式展開に変更されました。
(No.3の変更により、従来の機能は不要となったため廃止されました)

// 変数tmpに「1 + 1」を代入
[Var tmp='1 + 1']

// 結果として「1 + 1」が出力されます
[Output msg=@user.tmp]

// 結果として「2」が出力されます
[Output *msg=@user.tmp]

これは、従来バージョンの変数を「""」(ダブルクォーテーション)で括るか否かの違いとほぼ同じで、「*」を付加すると一旦変数の値が展開された後、改めて式として処理されます。

意味が分からない方はそもそも使っていなかったはずですので、無条件で従来の記述から「*」を外せば問題ないと思います。

6 パラメータ値としてシステムが提供する定数の全てを大文字で統一しました。 救済措置として、従来から存在する定数についてはそのままでも動作しますが、今後は大文字で指定するようにしてください。
7 コマンド[ChgMsgLayer]が[ActiveMsgLayer]に変更されました。 「ChgMsgLayer」->「ActiveMsgLayer」の置換を行うことで対応してください。
但し、同コマンドは機能にも若干の変更があるため、詳細を「コマンド単位の変更」またはタグリファレンスで確認してください。
8 音量、倍率、不透明度などの、従来のバージョンでは0〜100(%)の範囲で指定するパラメータの値が、0.00〜1.00の少数指定に変更されました。 各値を100分の1にした少数値に書き換えて対応してください。
(「0」をあえて「0.00」に書き換えるような対応は不要です)
9 システムメニューのサブメニュー項目種別で、次の名称が変更されました。
チェックボタン->チェック項目
ラジオボタン->オプション項目
名称のみで機能には変更はないため、影響はありません。
10 文字間などの間隔を指定する機能を持つコマンドで、次のパラメータ名が変更されました。
charSpcOffset->charSpc
charSpcOffset_Rb->charSpc_Rb
rubySpcOffset->rubySpc

また、それぞれの名称から「オフセット」が外されています。
文字間のオフセット->文字間
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。
11 同期条件の設定を持つコマンドで、次の条件の定数名が変更されました。
Save->INVALID_SAVE
Limit_HistDisp->LIMIT_DISPHIST
各値を置換してください。
機能の変更はありません。
12 特殊パラメータの記述が「_*_」から「__*」の形式に変更されました。
_read_->__read
_write_->__write
etc...
各値を置換してください。
機能の変更はありません。
13 トランジション関係の各コマンドで、色要素を設定する次のパラメータ名が変更されました。
colorRa->ra
colorRb->rb
colorGa->ga
colorGb->gb
colorBa->ba
colorBb->bb
※「dst_*」も同様。
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。
14 シャドウ(従来バージョンでは影文字と記載されている場合もあります)の表示が、色違いの文字を重ねた表現からドロップシャドウフィルタを利用した表現に変更されました。
これに伴い、設定内容が次のように変更されています。

<従来の設定>
shadow_Visible表示有無
shadow_Color
shadow_XOffset文字からのX軸方向のオフセット
shadow_YOffset文字からのY軸方向のオフセット

<新しい設定>
shadow_Visible表示有無
shadow_Color
shadow_Angle角度
shadow_Offsetオフセット(「distance」に相当)
shadow_Strength広がりの強さ

※「*_Rb」なども同様。

各設定を書き換えて対応してください。
デフォルトの設定同士は、視覚的に近い状態になっています。
15 袋文字表示の設定内容が次のように変更されています。
(従来バージョンのEx版同様、グローフィルタを利用)

<従来の設定>
edge_Visible表示指定
edge_Color縁の色
edge_HVOffset【Ex版】
縁のぼかし範囲(水平・垂直共通)
【無印版】
縁の垂直・水平方向のオフセット
edge_SLOffset【無印版】
縁の斜め方向のオフセット

<新しい設定>
edge_Visible表示指定
edge_Color縁の色
edge_HBlur縁の水平方向のぼかし量
(「blurX」に相当)
edge_VBlur縁の垂直方向のぼかし量
(「blurY」に相当)
edge_Strength縁の広がりの強さ

※「*_Rb」なども同様。

各設定を書き換えて対応してください。
デフォルトの設定同士は、視覚的に近い状態になっています。
16 読み込み済みリソースの各名称を、本来の意味と一致させるため変更しました。
表示済み画像情報->読み込み済み画像情報
再生済み音声情報->読み込み済み音声情報
名称のみの変更で、機能に変更はありません。
(むしろ従来からこの名称で呼んでいたこともあったりします…)
17 ボタンのキャプションの沈み込みを設定するパラメータ名が次のように変更されています。
down_XOffset->downOffsetX
down_YOffset->downOffsetY
各パラメータ名を置換してください。([Button]および[RegistBtnTemp]が対象)
機能の変更はありません。
18 次の履歴画面関連の外部インターフェイスの名称が変更され、システムデフォルトの履歴画面の背景に読み込まれたSWFファイルでしか利用できなくなりました。
LN_GetHistoryPosNum->LN_GetTotalPage
LN_GetHistoryCurPos->LN_GetCurPage
LN_DispHistoryMsg_Prev->LN_DispMsg_Prev
LN_DispHistoryMsg_Next->LN_DispMsg_Next
LN_DispHistoryMsg_Pos->LN_DispMsg_Page
LN_CloseHistoryLayer->LN_Close
元々、履歴画面以外では使い道のない機能のため、利用可能範囲の変更による影響はないはずです。
使い方の詳細については、『履歴画面のカスタマイズ』を参照してください。
19 履歴情報に書式情報を付加するか否かを切り替える機能の指定が、[true:ON false:OFF]から[NONE:なし FONT:フォント情報 RUBY:ルビ情報 ALL:全情報]で指定する形に変更されました。
iniファイルの『withFmt』(旧『historyWithFmt』)および、[MsgLayer]コマンドの『histWithFmt』が対象)
また、設定変更前に既に履歴情報に出力されている情報に関しては、そのまま渡されるように変更されています。
「false」->「NONE]、「true」->「ALL」に置き換えることで同様の動作となります。
但し、既に出力されている情報を受け取らないようにすることは出来ません。
この場合は、セーブデータを削除して対応してください。
20 [Set〜Trans]系の各トランジション設定コマンドで、変化量(step_*)、加減速値(accel_*)、周期(interval)を廃止され、所要時間(time)とイージング値(eas_*)で処理するように変更されました。
また、現在値の設定が即時反映ではなく、実際にトランジションが開始される際に反映される予約値の扱いになっている他、レイヤーでは『autoSwap』の使い方とデフォルト値が変更されています。
変更に合わせて設定を見直してください。
単純な変化のものは、基本的に『step_*』、『accel_*』、『interval』を削除して、本来掛かっていた時間を指定することで対応可能なはずです。
スワップは、サーフェスの概念自体に変更があるため注意してください。
現在値は、それぞれに現在値を設定するコマンド(またはパラメータ)が追加されています。
21 [SetFixed〜Trans]系の各コマンドによるエフェクト設定で、所要時間(time)の指定が必須ではなくなりました。
(省略時は0として処理されます)
特に影響はありません。
22 音量種別の設定で、「OFF」が「NONE」に変更されました。
これは名称だけでなく、「OFF」が全ての音量設定の影響を受けなかったのに対し、「NONE」はミュートの設定が反映されるようになっています。
「OFF」->「NONE」に置き換えて対応してください。
但し、ミュートの設定を反映しないようにすることは出来ません。
これは、よく考えると「ミュートにしても音を出す」状況はプレイヤーに嫌がらせをする以外にはないのでは…と気付いたためです。
23 「メッセージ連鎖コマンド」を「メッセージ連結コマンド」に改名しました。 名称のみの変更で、機能に変更はありません。
24 コマンド[ChgLayerCnt]が、[AddObj](追加)、[DelObj](削除)、[SetObj](設定)に分離され、各レイヤーおよびオブジェクトに対するIDの設定が必要になりました。
これにより、レイヤーおよびオブジェクトは設定したIDとインデックス(従来のID)でされ、同一レイヤー・オブジェクト同士の入れ替えが可能になっています。
各変更に合わせて適宜処理してください。
初期状態から追加・削除を全く行わない場合は、これらを意識しなくても同じ動作になるようにデフォルトの設定が行われています。
 

機能の追加・削除
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 ユーザー変数とシステム変数で簡易的な配列が使用可能になりました。 特に影響はありません。
原則禁止されていましたのでないはずですが、変数名に半角の記号などを含めている場合は、配列の記述と合致しないか確認してください。
2 翻訳機能が削除されました。 実用レベルには程遠い機能だったため、単純に削除しました。
ただ、代替機能とは言えませんが、システム言語の設定によりスクリプトファイルを自動で読み分ける機能(多言語サポート機能)が追加されています。
3 [IfGoto]コマンドが削除されました。 代替機能として、[If]〜[Else]〜[EndIf]と[Goto]の組み合わせて利用するか、[Goto]コマンドのパラメータ『__cond』を利用してください。
4 [UpdateContextMenu]コマンドが削除されました。 従来のバージョンでも既に意味を失っていたため、影響はありません。
5 フォントの変更が可能な機能のほぼ全てで、複数のフォント候補を指定可能になりました。 従来と同じ単一の指定も可能なため、影響はありません。
6 演算式で利用できる演算子に、「^」(排他的論理和)と「!」(否定)が追加されました。 式中に「''」(シングルクォーテーション)の括りなくこれらの文字を含んでいる場合は、「''」の括りを追加してください。
7 外部インターフェイス「LN_NotifyChgScreenMode」が削除されました。 システム側でフルスクリーン状態の変更を監視しているため、影響はありません。(通知の必要がなくなったと解釈してください)
8 上位階層の削除(終了)を指示する外部インターフェイス「LN_DeleteMovieLv」が追加されました。 特に影響はありません。
[LoadMovieLv]に追加された終了指示待機機能と組み合わせることで、フレームを意識しない待機が可能になります。
9 コンテキストメニューの固定項目から「画質」を削除しました。 画質を下げると、文字が極端に読みづらくなることから実用性は低く、過去に削除したいという問い合わせがあったことから削除しました。
現実的な回避策はないため、表示したいという方がおられればご連絡ください。(切り替え可能とする対応を考えます)
10 既読区間開始イベントのイベントハンドラとなるマクロの定義名を指定する『callback_alreadyRead』が初期設定(ini)ファイルから削除され、同マクロの名称が『SysEv_NotifyReadSection』固定になりました。 該当するマクロの定義名を置換して対応してください。
11 ボイス再生専用の機能が追加されました。
これにより、システム設定情報に次の情報が追加されています。(初期設定(ini)ファイルLN_GetSystemInfoLN_SetSystemInfoおよび[SetSystem]に影響)
ボイスの音量
オートモードのボイス待機要否
ボイス再生の停止条件

また、音声種別に「ボイス」が追加されており、BGMや効果音にボイスの音量を適用することも出来ます。
特に影響はありません。
12 全ての音量が処理対象となる『システムの音量』(sysVolume)の設定が削除されました。
(この設定は、元々音量の区分がなかった頃のバージョンとの互換のために残されていただけのため)
個別で各音量に同じ値を設定すれば良いだけですが、必要なら次のようなマクロを定義して利用してください。
[Macro name='SetSystem2']
[SetSystem bgmVolume=%sysVolume sndVolume=%sysVolume voiceVolume=%sysVolume sysEvVolume=%sysVolume *]
[EndMacro]
13 『ソースの言語』のシステム設定が削除されました。

これに伴い、『システムの言語』の設定名が「language_Sys」から「language」に変更されています。
(この変更は、外部インターフェイスの『LN_GetSystemInfo』および『LN_SetSystemInfo』、特殊参照のSystemクラス、[SetSystem]コマンドに影響します)

各設定名を置換して対応してください。
14 [GetSystem]コマンドが削除されました。 代替機能として、特殊参照を使用してください。
(従来バージョンで告知していた通りです)
15 システムデフォルトの履歴画面で、ボタンのデザインが変更されました。
(スクロールバーも追加されています)
システムの機能で従来の表示に戻すことは出来ません。
デザインを変更したい場合は、履歴画面を自作またはカスタマイズする必要があります。
16 システムデフォルトの履歴画面で、スクロール表示時のスクロール単位が行からページに変更されました。
これにより、iniファイルの『layerHist_Scroll_Speed』および[HistoryLayer]の『scroll_Speed』が削除されました。
(また、それぞれにページに関する設定項目が複数追加されています)
システムの機能で従来の表示に戻すことは出来ません。
挙動を変更したい場合は、履歴画面を自作する必要があります。
17 システムデフォルトの履歴画面で、縦書きのスクロール表示に対応しました。 ページ表示にしたい場合は、表示形式を『PAGE』に設定する(本来しているはず)だけのため、影響はありません。
18 システムデフォルトの履歴画面で、スクロール表示時もルビ等の全ての書式が反映されるようになりました。 システムの機能で従来の表示に戻すことは出来ません。
デザインを変更したい場合は、履歴画面を自作する必要があります。
19 システムデフォルトの履歴画面で、ボイス再生の履歴に対応しました。 ボイス再生機能自体が新バージョンからの機能のため、同機能を使用しない限り影響はありません。
20 自作履歴画面へのキーボード操作およびマウス操作の通知を廃止しました。 履歴画面側で、各イベントリスナーをセットして自前で処理するようにしてください。
21 自作履歴画面で、設定パラメータの通知(SetDefParam)の呼び出しの後に「UpdateHistLayer」が呼び出されなくなりました。 「SetDefParam」内で、「UpdateHistLayer」に当たる更新処理を実行するようにしてください。
詳細は、『履歴画面の作成』を参照してください。
22 システムデフォルトの履歴画面で、背景に読み込まれたSWFファイルに通知される表示位置更新通知『NotifyUpdatePos』が表示更新通知『NotifyUpdateDisp』に変更され、外部インターフェイス経由の操作で発生した更新でも通知されるようになりました。
(通知内容も、表示位置から表示ページと表示中ページ情報リストに変更されています)
影響の有無は構造によります。
但し、いずれにしてもActionScript3.0用に作り直す必要があるため、ある意味影響はありません。
23 外部インターフェイスの『LN_RegistHistoryLayerBtn』が削除されました。 総ページ数と表示中のページから、必要に応じて自身で各ボタンの有効・無効状態を切り替えて対応してください。
24 指定ページのボイス再生を指示する外部インターフェイスLN_PlayVoice』が追加されました。 特に影響はありません。
25 メッセージレイヤーに、ベース以外のサーフェスの概念を追加しました。
これにより次のコマンドに、サーフェスを指定するパラメータが追加されています。
ActiveMsgLayer(旧[ChgMsgLayer])
ClearAllMsg
ClearMsg
Output
MsgLayer
ResetMsg
SetMsgTrans
必要に応じてプライマリサーフェスを指定するようにしてください。
基本的には影響はないはずです。
26 特殊参照に、BGMオブジェクトと背景レイヤーの情報が追加され、これらを含むレイヤー・オブジェクト単位の情報が参照可能になりました。
また、従来バージョンでは無いに等しかった色定数を大幅に追加されました。
特に影響はありません。
27 BGMオブジェクトと効果音オブジェクトに、本来のものとは異なる音声種別を設定できるようになりました。
(効果音オブジェクトでBGMを再生するような特殊な状況下で、音量設定を対応させることが出来ます)
特に影響はありません。
28 各レイヤーにZ座標の概念が追加されました。 Z座標は、明示的に値を設定するまで機能しないため影響はありません。
29 BGMオブジェクトで、ファイル読み込み時や再生開始・停止時に、再生中のバッファがあれば自動的にそちらをプライマリバッファに切り替える処理が廃止されました。 元々、救済措置的に用意されていた仕様外の処理で、本来あるべき正しい操作で再生を行っていれば影響はありません。
30 BGMオブジェクトで、ファイル読み込み時や再生開始・停止時に、再生中のバッファがあれば自動的にそちらをプライマリバッファに切り替える処理が廃止されました。 元々、救済措置的に用意されていた仕様外の処理で、本来あるべき正しい操作で再生を行っていれば影響はありません。
31 デフォルト値に変数値を指定できるようになりました。 特に影響はありません。
32 式中で変数のデフォルト値を指定できるようになりました。
これにより、デフォルト値の指定とビット論理和の区別のため、ビット論理和の演算子「|」の前後に半角空白を入れなければならなくなりました。

// デフォルト値として処理されます
[Output msg="(@user.valA|16) + 32"]

// ビット論理和として処理されます
[Output msg="(@user.valA | 16) + 32"]

式中でビット論理和として記述している「|」の前後に半角空白を入れてください。(元々入れている場合は対応不要です)

但し、[AddSysMenuItem]の『syncEnabled』パラメータのような固有の定数を複数指定する「|」は、連結子であってビット論理和の演算子ではありませんので同様の対応を行わないように注意してください。

33 BGMと効果音のトランジションで、『autoSkip』の指定を廃止しました。 記述を残したままでも機能しないだけのため問題はありませんが、可能な限り削除するようにしてください。
機能の性質上、なくなったことによる影響はほとんどありません。
34 メッセージレイヤーで、色要素(colorRa/Rb、colorGa/Gb、colorBa/Bb)の設定を廃止しました。 背景色(colorBG)と文字色(font_Color)の個別の設定は健在ですので、これらで対応するようにしてください。
35 メッセージレイヤーとキャラクターレイヤーのベースサーフェスで、基準点(baseX/baseY)、倍率(scaleX/scaleY)、回転角度(rotation)の設定を廃止しました。
また、同サーフェスのトランジション設定からトランジション後のスワップ指定(afterUE)も廃止しました。
サーフェス単位の設定は健在ですので、これらで対応するようにしてください。
『afterUE』については、そもそもバックサーフェスが表示リストになくなったためあまり意味がなく、マスクアニメーション(旧ユニバーサルエフェクト)を使用した場合は『maskSurface』の指定に合わせて自動で処理されるため問題はないはずです。
36 [Link]による選択肢の項目で、選択時にマクロを実行する機能が追加されました。 特に影響はありません。
 

機能の統合等
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 [m]コマンドが、[p]コマンドの機能の一部として吸収する形で削除されました。 「[m]」->「[p clear=false]」の置換を行うことで対応してください。
2 初期設定(ini)ファイルで、既読情報管理の有効・無効(alreadyReadProc)と、読み込み済みリソース管理の有効・無効(regLoadedResorceProc)が『readMng』に統合されました。 両機能の保存先を別々にすることは出来なくなります。
(別々にする必要自体が生じないはずですが…)
多少強引ですが、各機能の個別指定を利用すれば一方だけを無効にするなどは可能です。
3 外部インターフェイスで、『LN_ChkDisplayedImage』と『LN_ChkPlayedAudio』が、『LN_ChkLoadedFile』に統合されました。 呼び出しの記述を書き換えて対応してください。
ファイル種別を引数で切り分けられるため、機能としての変更はありません。
4 外部インターフェイスで、『LN_GetSystemVariable』が『LN_GetVariable』に、『LN_SetSystemVariable』が『LN_SetVariable』に統合されました。 呼び出しの記述を書き換えて対応してください。
変数の種別を引数で切り分けられるため、機能としての変更はありません。
LN_GetVariable』は、特殊参照の値も取得可能になっています。
 

コマンド単位の変更 (他で表記されている変更を除く)
<[ActiveMsgLayer](旧[ChgMsgLayer])の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 サーフェスを指定する機能が追加されました。
(これはメッセージレイヤーにバックサーフェスが追加されたことに起因します)
バックサーフェスを利用しない限りは、特に影響はありません。

<[ChgButton]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 有効・無効状態の同期条件『syncEnabled』の動的な変更が可能になりました。 特に影響はありません。
2 基本情報([Button]コマンドの『template』以降のパラメータに相当)の動的な変更が可能になりました。 特に影響はありません。

<[DispHistory]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 実行時に、逐次スキップに限りスキップ状態を解除するように変更されました。
(従来バージョンのサンプルの「履歴関連機能」中にスキップを行っていただくと分かると思いますが、途中で解除するのが大変な時があるため)
特に影響はないものと考えていますが、どうしても元の動作にしたい場合はご連絡ください。(切り替えを可能とする対応を検討します)

<[Font]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 入れ子で記述可能になりました。
HTMLなどと同様に、内側は外側のフォント設定を継承します。
[Link]〜[/Link]を含めることも可能になっています。
(双方の括りを互い違いに記述してはいけません)
特に影響はありません。
2 打ち消し線を表示するパラメータ『strike』が追加されました。 特に影響はありません。
3 文字間を変更するパラメータ『charSpc』が追加されました。 直接の因果関係はありませんが、履歴画面に文字間の変更が反映されるようになっていますので注意してください。

<[GetDate]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 英語略記(SUN、MON、...、SAT)の曜日を取得する機能が追加されました。 これに伴い、従来のパラメータ名『dayOfWeek2』が『dayOfWeek_J』に、日時書式『DW』が『DWJ』に変更されています。
(追加された英語略記は『dayOfWeek_E』、『DWE』)
但し、従来の記述のままでも機能するため、影響はありません。

<[GetObjInfo]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 対象のサーフェスまたはバッファを指定するパラメータ『subId』を、『surface』と『buffer』に分離しました。 対象に合わせて使用するパラメータを使い分けるように変更してください。
2 トランジションに関する設定情報を取得できなくなりました。
(トランジションリストの採用により情報が複雑化したため)
元々、取得できてもあまり意味がない情報だったため、影響は特に影響はないものと思います。
必要なら設定する情報を手動で別に保存して管理するようにしてください。

<[GetTrailInfo]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『var』パラメータが省略可能になり、省略した場合は取得した値がメッセージとして出力されるようになりました。 省略しなければ従来と同じ動作になるため、影響はありません。

<[Link]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 次のパラメータ名が変更されました。
color_NotSel->linkColor
color_Sel->linkColor_P
edgeColor_NotSel->linkEdgeColor
edgeColor_Sel->linkEdgeColor_P
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。
2 アンダーライン表示のポイント時・非ポイント時の切り分けが可能になりました。

<従来バージョン>
underlineポイント時、非ポイント時で共通

<新バージョン>
linkUnderline非ポイント時
linkUnderline_Pポイント時

従来と同じ動作とするには、次のように置き換えます。

<変更前>
underline=true

<変更後>
linkUnderline=true linkUnderline_P=true

3 従来バージョンで諸事情から封印されていたフォント設定用の各パラメータを復活させました。
新バージョンでは、[Font]コマンドと同じパラメータを利用することが出来ます。
特に影響はありません。

<[LoadFont]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 読み込む埋め込みフォントデータファイル(と埋め込まれているフォントの定義名)を指定する形式に変更されました。 読み込む埋め込みフォントデータファイルのパスとフォントの定義名を指定するようにしてください。
(埋め込みフォントデータについては『フォントの埋め込みについて』を参照してください)

また、この変更により本体に同梱されていた[EmbedFonts.swf]ファイルが削除されました。

<[LoadBG]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 FLV等の動画の再生に対応し、関連する次のパラメータが追加されました。
kind読み込むファイルの種別
bufferバッファリング時間
autoAdjust位置とサイズの自動調整
読み込む対象がSWFファイルで且つ追加されたパラメータを省略した場合、従来と同じ動作となるため、影響はありません。

<[LoadChar]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 FLV等の動画の再生に対応し、関連する次のパラメータが追加されました。
kind読み込むファイルの種別
bufferバッファリング時間
autoAdjust位置とサイズの自動調整
読み込む対象がSWFファイルで且つ追加されたパラメータを省略した場合、従来と同じ動作となるため、影響はありません。

<[LoadMovieLv]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 FLV等の動画の再生に対応し、関連する次のパラメータが追加されました。
kind読み込むファイルの種別
bufferバッファリング時間
autoAdjust位置とサイズの自動調整
読み込む対象がSWFファイルで且つ追加されたパラメータを省略した場合、従来と同じ動作となるため、影響はありません。
2 不透明度を設定するパラメータ『alpha』が追加されました。 省略時は、1(不透明)が適用されるため、影響はありません。
3 マウス操作(クリック)の有効・無効を設定するパラメータ『mouseEnabled』が追加されました。 省略時は、true(有効)が適用されるため、影響はありません。
4 SWFファイルを読み込んだ場合の待機種別に、『終了指示待機』が追加されました。 パラメータ『wait』の指定値が、「true / false」から「NONE / FRAME / INSTRUCTION」に変更されています。
但し、falseはNONE、trueはFRAMEとして処理され従来の動作となるため、影響はありません。

<[MsgBox]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 次のパラメータ名が変更されました。
varStr->var_Str
esc->escEnabled
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。
2 タイトルバー、メッセージ、文字入力部(インプットボックス時)、ボタンキャプションのフォント設定が独立し、それぞれに別のフォントを設定可能になりました。 従来のパラメータはそのまま一括設定として機能するため、この変更そのものの影響はありません。
但し、埋め込みフォントデータの変更により、文字入力部には埋め込みフォントを利用できなくなっていますので注意してください。
3 各フォントサイズとボタンサイズが変更可能になりました。
また、タイトルバーの高さが固定ではなくなりました。
(タイトルバーのフォントサイズおよび画像サイズに合わせて自動調整されます)
指定を省略した場合はデフォルトとして従来のサイズになるため、明示的にサイズを指定しなければ影響はありません。
但し、タイトルバーに従来の高さを超えるサイズの画像ファイルを読み込んでいる場合は、画像に合わせ調整されるため注意してください。
4 メッセージの行間が指定可能になりました。 省略した場合は従来の行間(0)となるため、影響はありません。

<[MsgLayer]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 次のパラメータ名が変更されました。
linkColor_NotSel->linkColor
linkColor_Sel->linkColor_P
linkEdgeColor_NotSel->linkEdgeColor
linkEdgeColor_Sel->linkEdgeColor_P
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。
2 リンク選択項目の、ポイント時・非ポイント時のアンダーライン表示の指定が可能になり、次のパラメータが追加されました。
linkUnderline非ポイント時
linkUnderline_Pポイント時
省略時は、初期設定(ini)ファイルの設定が適用されるため、このパラメータの追加そのものによる影響はありません。
3 メッセージレイヤーのデフォルト設定を対象とする指定の記述が、「id=DEFAULT」から「idx=DEFSET」に変更されました。 設定を書き換えて対応してください。
ちなみに、通常は『id』の指定が『idx』より優先されますが、「idx=DEFSET」の場合に限り『idx』の指定が優先されます。
(そもそも同時に指定すべきものではありません)

<[PlayBGAnim]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『delayTime』パラメータが削除されました。 意味合いが少し異なりますが、待機が必要な場合は[Wait]コマンドを代用してください。
そもそも使い道がなかったはずなので、多分影響はないと考えています。
2 次のパラメータ名が変更されました。
frame->stFrame
frame_ed->edFrame
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。

<[PlayCharAnim]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『delayTime』パラメータが削除されました。 意味合いが少し異なりますが、待機が必要な場合は[Wait]コマンドを代用してください。
そもそも使い道がなかったはずなので、多分影響はないと考えています。
2 次のパラメータ名が変更されました。
frame->stFrame
frame_ed->edFrame
各パラメータ名を置換してください。
機能の変更はありません。

<[Ruby]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 ルビの位置揃えを指定するパラメータ『align』が追加されました。 省略すると、従来と同じく付加対象の文字に中央揃えになるため、特に影響はありません。

<[SetBGTrans]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『surface』の指定を省略した場合の対象が、バックサーフェスからプライマリサーフェスに変更されています。 『surface』の指定を明示的に行うようにしてください。

<[SetBGMTrans]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『buffer』の指定を省略した場合の対象が、バックバッファからプライマリバッファに変更されています。 『buffer』の指定を明示的に行うようにしてください。

<[SetSystem]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 システムの言語を指定するパラメータ『language_Sys』が『language』に変更されました。(翻訳機能が削除され、元言語と設定言語の区分がなくなったため) 「language_Sys」->「language」の置換を行うことで対応してください。

<[UpdateSWFParam]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 『param』の指定が空でも通知を行うように変更されました。
(常に『procFlg』の指定に従います)
特に影響はありません。
(通知しないと知りながら空文字で通知指定をしていれば影響はありますが…)

<[Wait]の変更点>
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 待機する対象を細かく指定できるようになりました。 対象がキャラクターレイヤーまたは効果音オブジェクトの場合、「true」・「false」ではなく対象のIDまたはインデックスを指定するように変更する必要があります。
従来と同じく全てを対象とする場合は「ALL」を指定します。
また、背景レイヤーとキャラクターレイヤーではトランジションとアニメーション(動画再生)が、効果音オブジェクトではトランジションと再生の指定が分かれたため、両方を指定しなければ従来と同じ動作にはなりませんので注意してください。
2 待機できる対象に、メッセージレイヤーのトランジションとマウスクリックが追加されました。 特に影響はありません。
 

その他の変更点
No変更内容発生する問題/対処方法等
1 埋め込みフォントを使用しない場合、指定フォントが実行環境にインストールされていない際に文字化けが発生しやすくなりました。 コチラの解説を参考に、出来る限り代替フォントが適用されるのを回避するようにしてください。
2 埋め込みフォントの形式がCFFに変更されました。 現時点で確認できている限りでは、埋め込みフォントデータがFlashで作成できなくなりました。
作成にはFlex SDKを利用するため、Flashを保有している方でもFlex SDKをインストールしていただく必要がありますが、Flex SDKはフリーのため、逆にFlashを保有していない方でも作成することができます。

埋め込みフォントデータの作成については、『フォントの埋め込みについて』を参照してください。

また、CFF形式の埋め込みフォントデータは従来のものとは互換がなく、TextFieldでは利用できません。(詳細はActionScript3.0の仕様を確認してください)
このため、外部から読み込むSWFファイル内のテキストフィールドに埋め込みフォントを利用したい場合は、読み込まれるSWFファイル側で対象のフォントを埋め込んでおく必要があります。
CFF形式の埋め込みフォントは、FTE(Flash Text Engine)またはTLF(Text Layout Framework)のテキストでのみ利用できます。

3 メッセージ(履歴画面を含む)の、シャドウと袋文字が排他関係ではなくなりました。 従来バージョンは、両方有効にしている場合は袋文字表示になりますが、新バージョンでは袋文字にシャドウが付くため、明示的にシャドウを無効にする必要があります。
4 オートモードのデフォルトの設定が、時間(3000ms)から文字数×時間(100ms)に変更されました。 iniファイルで明示的に設定値を指定している場合は、特に影響はありません。
指定していない場合はしてください。
5 演算式で、「&」(ビット論理積)と「|」(ビット論理和)の演算子を用いた文字列演算が、演算子を除いた文字列連結から、演算子を含めた文字列連結に変更されました。
(従来の「-」(減算)などと同一の動作)

<従来の動作>
// 結果として「明日の天気」が格納されます
[Var rslt="'明日の' & '天気'"]

// 結果として「晴れ時々曇り」が出力されます
[Var rslt="'晴れ' | '時々曇り'"]

<新しい動作>
// 結果として「明日の&天気」が格納されます
[Var rslt="'明日の' & '天気'"]

// 結果として「晴れ|時々曇り」が出力されます
[Var rslt="'晴れ' | '時々曇り'"]

演算子を除いた文字列連結を行う場合は、「+」(加算)を利用するように統一してください。
6 外部から読み込んだSWFファイル内で再生される音声の音量は、SWFファイル自身がシステムから通知される音量を反映しなければならないようになりました。 具体的な処理については、『プラグインについて』から「プラグインの共通事項」を参照してください。
7 次の状況下で、トランジションの描画を停止しないように変更しました。
メッセージ(インプット)ボックス表示中
上位階層の再生完了待機中
履歴画面表示中
メッセージ隠し中
同状況下における負荷以外に影響はないはずです。
8 コンテキストメニューで、セパレータの数が設定できる項目数に影響しなくなりました。 特に影響はありません。
(設定できる項目数が増えることはあっても減ることはないため)
9 トランジション中、対象の現在値設定用のコマンドを実行してもトランジションがスキップされないように変更されました。
(例えば、背景トランジション中の[BGLayer]やキャラクタートランジション中の[CharLayer])
但し、トランジション中の対象にトランジション設定用コマンドを実行した場合は従来通りスキップされます。
従来の仕様から、そもそも該当する記述を行っていないはずですが、意図してそのように処理していた場合は、コマンドをそれぞれのトランジション設定用コマンドに置き換えてください。
10 各[Load〜]のコマンドの『reset』パラメータの指定によるリセット処理が、対応する[Reset〜]コマンドと同等ではなくなり、トランジションの設定がリセット対象外に変更されました。
(例えば、[LoadBG]によるリセット処理は、[ResetBG]と完全に同じではないということです)
そもそもトランジションが設定されている対象にいきなり読み込み指示を出すこと自体がなかったはずですが、同等の処理を行いたい場合は、[Load〜]の直前に[Reset〜]を追加することで対応してください。
11 履歴情報にメッセージが出力されるタイミングが、セーブポイント更新発生時ではなく、改ページ発生時のみに変更されました。
これにより、従来のバージョンではセーブポイントの自動更新が無効の間は履歴に反映されない問題が解消されます。
影響範囲は本来あまり意識する必要のない部分が大半ですが、[Link]コマンドによるリンク選択モードが終了した際の動作には注意が必要です。
リンク選択モードの終了時にはセーブポイントの更新が発生するため、従来はこの時点で履歴への出力が行われましたが、新バージョンではセーブポイントの更新は行われますが、以降に発生する改ページのタイミングまで履歴への出力は行われません。
これは、[ClearMsg]または[ClearAllMsg]コマンドで選択項目のクリアを行う際に、各『pageFlg』パラメータにtrueを指定することで対応できます。
但し、配布サンプルのように、そもそもリンク選択モード中のメッセージを履歴に出力していない場合は対応の必要はありません。
12 [Button]で生成された常駐型ボタンで、『target』パラメータで指定されているマクロに押下されたボタンのIDが自動的に渡されるようになりました。(パラメータ名「id」) 特に影響はありません。
(『arguments』パラメータで同名のパラメータを指定している場合は上書きするため)